06/10/27 00:31
パソコンは何年使える?

最近パソコン(以下PC)をよく買います。いろいろなOSで開発業務をやっているせいもありますが、使う場所によって(デスクトップ/ノート)、またつながっている周辺機器によって、それぞれ購入したり、それに加えて業務によっても使い分けるようになってきました。重要なデータを扱う作業はインターネットに一切繋がらないようにしたり、ソフトのテスト用の環境をそろえたりしているうちに台数が必要になってきてしまいました。過去のいろいろな教訓から自然にこのようになってきたのですが、あまりいい傾向ではないと思っています。なぜこんなことになってきてしまったのか。
最近周囲の人から、PCの不調をよく相談されますが、購入してから一年もたたないうちにいろんなトラブルに見舞われて再インストールするケースがよくあります。インターネットで危険のサイトにアクセスして、いろんなものを拾ってくるケースが多いですが、中には雑誌で見たLinuxに興味をもって、普通のソフトをインストールする感覚で気軽にパーティションをいじってしまい、大切なデジカメデータの入ったWindowsパーティションを飛ばしてしまったりするケースもありました。これらの背景にあるのは、PCを家電並に簡単、頑丈なもの、ととらえる誤解があるような気がしています。販売店からこのように言われて購入するので、無理はないのですが、壊れたときの損失は他の家電と比較にならないほど大きいものです。自宅のPCの台数が自然と増えてきてしまったのは、こういったリスクを少しでも減らすのと、同じ環境で長く使うための工夫ですが、それだけまだPCは不安定で信頼できないものなのだと思います。
ちょっと余談ですが、NECのPC9801が全盛だった頃、仕事でもよく使いましたが、結構何日も連続で稼動させるシステムでも使用してた覚えがあります。今考えればデスクトップPCをこのように使うのは考えられませんが、それだけ信頼して使っていたということでしょうか。(まあMS-DOSと Windowsでは複雑さが違うので、比べるものではありませんが..)当時Macintoshのソフトがフリーズしても、ユーザーは爆弾マークを見ながらも愛着をもって受け止めたものでしたが、98のソフトがフリーズするものならクレームを言われたものでした。それだけPCに向かう姿勢が違っていました。でもPCでやっていることは、インターネットを除いては本質的にそれほど変わっていないような気がしますが..。用途を限れば昔のPCも結構使えたりします。
ちなみに台数を増やさずに安全に使う方法もいろいろあります。(過去のマシンにはエミュレータ(98ではT98Nextなど)、異なる環境を構築するのにはVMWare等の仮想マシンやマルチブート、インターネットだけ使用するなら1CDLinuxなどを使用したり、またWindowsでは通常の使用はアドミン以外でログインするなど) しかしどうしても面倒なので新しいPCを買ってしまいがちですが、そろそろ真剣に考えなければならないと思っております。とはいいつつ、Macがとても欲しい今日このごろです。