06/12/09 01:04
仮想スペース セカンドライフ

新しいインターネット上の仮想世界のサービスのようですが、最近の新聞記事で初めて知りました。2003年からサービスをはじめ、最近会員数が100万人を超え、大手企業が続々と参加しているようです。3Dの仮想世界でアバター(化身)となってコミュニケーションするサービスは随分前からありましたが、なぜ今これほど注目されてきているのか興味深いです。リアルの世界と同じように、コンサートが行われたり、また土地を買ったりとかできるようです。<a href=http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061110/253283/?ST=newtech&P=1>(日経BPにも詳しく紹介されていますので参考まで)</a>
この会社はサンフランシスコにあり、あのリアルネットワーク社のCTOが起こしたようですが、いまどき無料が多いインターネットのサービスの中にあって、有料なのによく短期間にこれだけユーザーを増やせたものだと、ちょっと不思議に思います。やはりSNSブームのちょっと後に、完成度が高いものをタイムリーに提供できたことが要因なのでしょうか。SNSブームが後押ししたのは間違いないのではと思います。
確かにブログとか、mixiのようなSNSがない時代の仮想世界では、コミュニケーションの面白さより、3Dのキャラが動いたり、そこにある景観なりを楽しむことの方に重心がいっていたのかもしれません。プログとかSNSを使いこなせるユーザーが増えたことによって、コミニュケーションツールのインターフェイスとして自然に受け入れられるようになってきたのかも。そうなるとコミュニケーションのGUI、人間が何かしようとするときのGUIとしての意味合いが強くなってきそうな気がします。つまりショッピングも、チャットも、映像を見るのも、音楽を聴くのも、もしかしたらコンピュータの操作までも、何でもこのようなI/Fでやれることになるのかもしれません。まさに仮想世界になります。OSやブラウザのように、このバーチャルワールドにもシェア争いが巻き起こる可能性があるように思います。
しかしまたしてもアメリカの会社ということで、さすがにこの分野の強さを感じます。やはり西海岸。ちょっと前に読んだ梅田望夫氏の著書「シリコンバレー精神」「ウェブ進化論」を思い起こさせます。実は私もシリコンバレーの会社を数社、仕事で行ったことがありましたが(ネットバブル後Google以前)、あの晴天続きの自然に恵まれた中で、技術者が自由な雰囲気のオフィスで伸び伸びと仕事している姿にあこがれたことがありました。しかし仕事では、私のようなものでもトップと話ができたり、その場ですぐ契約をしたりと、日本では考えられないところです。
このサービスは日本でも近々予定されているとのことですが、こういう形でアメリカから入ってくるものって結構浸透することが多いんですよね。
あぁ何か対抗する術はないものだろうか。。