06/12/20 00:11
マイクロソフト エックス

Microsoft X、ときいて何を思い浮かべるでしょうか。ActiveXやDirectXまたはXboxといったマイクロソフトのテクノロジーがまず想像されますが、ここではMSXというパソコンの規格の話題を少ししたいと思います。MSXはアスキー創業者でマイクロソフト副社長だった西和彦氏が立ち上げた規格で、ホピーパソコンとして大変人気がありました。私もこれに夢中になり、よくプログラムをつくりました(主にBasic。Cもできた)。ゲーム、音楽、ワープロをはじめ、MSX-DOSも動作し、安価でありながら、いろいろ楽しめるマシンでした。逆に言えば、中途半端とも言えたのかもしれません。ゲームではカートリッジスロットとコントローラというシンプルなファミコンに、音楽ではまだCPUが非力だったため専用シーケンサ、専用音源に、ワープロも専用機にと、結局姿を消すこととなりました。しかし多くの創造性のあるプログラムがここから生まれたのではないでしょうか。拡張スロットのおかげで、かなりユニークな周辺機器がありました。たしかロボットアームのようなものをBasicで動かしたりするものもあった気がします。私もセンサーキットといって温度や光量を Basicで測定する周辺機器をもっていましたが、何に使うというよりなんとなく面白いから、という理由で買いました。最近のパソコンは実用過ぎてどこか面白みにかけるのですが、MSXのようなハードがもっと出てくればと思っています。最近ワンチップのMSXが発売されましたが、こういった遊び感覚のパソコンがどんどんでてきて欲しいものです。