07/03/11 01:20
プログラマと環境問題

最近いろいろと忙しく、ちょっと書き込みの間があいてしまいました。(まあ仕事で忙しいのはいいことですが。。)
今年の暖冬で、地球の温暖化に感心をもった方も多いかと思いますが、自分の身の回りのこととして、何ができるのだろうかと私も考えさせられました。
IT の仕事は、世の中の仕組みを効率化しているので、環境にもプラスの方向にあるのではと一見思います。仕事場もデスクとパソコンだけであればすべてできるほど、シンプルなものです。しかし実際には多くのサーバーに繋がって仕事をすることが大半で、そのサーバーにはかなりのコストがかかっています。データセンターのサーバールームなどに入ってみると、狭い空間に高性能(消費電力の高い)コンピュータを多数押んだ上、その運営に空調の設備や24時間無停電で動かせる設備をもち、またすごい騒音なのでかなりエネルギーを使っているなあと感じます。コンピュータの性能の進化は早く、消費電力を意識したCPUが最近は多くなっていますが、進化が早いということは、入れ替えも多く廃棄するコンピュータも多いのだろうと想像します。年々増えつづけるトラフィック、データ量、サービスのバリエーションによって今後もサーバーは増えつづけるでしょう。またクライアントパソコンでもOSの高機能化によっていつまでたってもハイパワーの(消費電力が高い)パソコンに買い換えさせられます。
では自分でできることは何か、といろいろと考えるみました。

いらなくなったデータは削除する・無駄なトラフィックは控える・パソコンはできるだけ長く使う(古くなったパソコンも違う目的で併用する)・原稿作成など長時間使うパソコンは消費電力の少ないものを使う

インターネットは固定料金があたりまえとなっているので、とくに興味がなくてもいろいろとダウンロードしたりする傾向にあります。交通渋滞みたいに目に見えれば控えるかもしれませんが、水道、電気のようにある程度資源として節度ある使い方がこれから求められるかもしれません。また古くなったパソコンを新しい OSをいれて使い物にならなくするよりは、オフラインでサブマシンとして使うとかするのもいろいろと便利です。またLinuxなどを入れることにより違う使い方もできます。古いマシンを使うのにはちょっと知識がいることもありますが、この手間がパソコンの寿命を長くするコツのような気がします。 WindowsVistaのリッチクライアントも魅力ですが、いまだ私はWindows2000も併用しています。複数台のパソコンの併用は何かと便利です。
あと開発者的な見方で言えば、できるだけCPUに近い言語でプログラムを作ることも省エネかと思います。高機能のフレームワークを使用するのは便利ですが、それを使わなくてもできるものは、低レベルな言語で作るとか。組み込みの世界ではあたりまえなのでしょうが。。
これも手間と知識によって省エネできるという点で、いろいろと改善の余地があるテーマだと思います。ノンスピンドル、P2P、シンクライアント。。いろいろとアイディアは出てきそうです。