09/04/10 01:15
そろそろIEをやめてみませんか

IE、いわゆるマイクロソフト社のインターネットエクスプローラですが、数々の弊害から世の中で使われなくなるのを祈る今日このごろです。
表示がくずれるとか、JavaScriptに互換性がないとかは、今までもありましたが、最近の仕事で認証システムを積極的に使った案件の中で、通信プロトコルレベルで他のブラウザとの差異、またIEの中でのパッチレベルでの差異があり、時間、コストとも消費しているところです。
まあ、そのおかげで仕事が増えるということもあるかもしれませんが、とても生産的とは言えません。

現在多くの企業では、IE6がまだ使われているのではないでしょうか。これは業務で使用するWebアプリの前提条件にこれが多いような気がします。IE7ではメニュー等の変更により、手順書に変更をしなくてはならなかったり、表示が変わったり、またVistaの不人気から、前提条件としてはXPにプリインストールされたIE6がよく使われているのではないでしょうか。
IE8がまた混乱を引き起こしそうです。Webの標準モードとIE互換モードとあったり、テストがさらに複雑化しそうです。

IEは一番普及しているブラウザのため、Webアプリの開発者は、まずはこれで正常に動作することを目標とします。そのためかIEのバグがあっても、Webアプリ側で回避策を考えたりするために、IEの致命的欠陥が修正されずに放置されることが多々あるのではと推測します。一番普及しているOSのブラウザなので、初心者にわかりやすい前提条件を決定できるメリットはあるように思えますが、ここはきっぱりと"まずFireFox3をインストールして"と手順書を書いた方が、後々のトラブルが少ないように感じるのは、私だけでしょうか。

FireFox,Opera,SafariともMac,Windows,Linuxをサポートしますが、IEは当然ながら、Windowsのみです。ここまでして使う必要があるのかと思うこのごろです。しかしSilverLightは評価しています。MSはIEをはなれてSilverLightでその技術力を発揮してほしいところです。