10/10/24 00:16
Android Galaxy S

仕事用で使っているDocomoの携帯を機種変更しようか、だったらAndoroidもいいかな、ということで近くにDocomoショップに行ってきました。お目当てはGalaxy Sでしたが、案の定、既に初回入荷分は予約でいっぱいでした。デモ機を触らせてもらいましたが、今までAndroid端末を店頭で試したときに感じたインターフェイスのつまづく感じがなく、とてもスムースで使いやすかったです。
最近Androidのカルチャーも知っておく必要を強く感じているので、近いうちには入手したいなと思いました。

一応Docomoのカタログを貰ったので眺めていると、Galaxy SのページのとなりにXperiaがあり、OSがまだ1.6というのを見て、ちょっとした疑問がわいてきました。発売当時すでに1.6が古かった記憶があるのですが、確かバージョンアップがすぐされると思っていました。まだ1.6のままなのですね。問題なのはいづれバージョンアップされるにしても時間がかかりすぎていることです。
バージョンアップというと、機能が追加され便利になるもの、という印象が強いですが、実はバグフィックスなどのマイナーバージョンアップの方が実用上とても重要です。iPhoneは結構頻繁にやっていますが、Androidともなるとこのあたりどうなるのだろうという不安がわいてきます。メーカごとにカスタマイズをしていると、メーカがこのサポートをすることになりますが、問題なのは、サポート体制が十分か、ということです。各メーカとも実にたくさんの機種を販売しています。いわゆるガラケーといわれる従来の機種も並行して販売されているため、サポートだけでもかなりのコストがかかっていると思われます。新規開発に、従来機種のメンテナンス、いくら大企業といえども、この機種の多さには、端末メーカ、通信キャリアとも、かなりの負担がかかっているのではと想像します。
ましてやスマートフォントともなるとこれはパソコンに近いものになります。GoogleはOS、メーカはハード、ということで水平分業ができているようにも見えますが、OSは端末メーカの都合に関係なくバージョンアップしますし、ユーザができるだけ長く利用しようとすれば、ハードはOSのバージョンアップのたびに過去の端末を適合していく必要があります。これが大変なことは、この世界の人なら想像できます。
私がAndroidの購入動機として、将来のパージョンアップに対応できるできるだけGoogleの標準仕様に近いAndroid端末を購入して、アプリの開発に役立てようと思っていることは、もしかしたら幻想なのかもしれません。

最近SHARPがパソコンの販売を中止しました。最近の日本製パソコンは各メーカとも似たり寄ったりでなかなか差別がとれにくく魅力がなくなってきた上に、海外勢の低価格化に押されてかなりきつい状況だったとは予想できますが、開発リソースの有効利用もあると想像します。(これとは関係ありませんが、LinuxザウルスのノウハウはAndroidの開発に、とても有効だと思います)

現実的な問題として、iPhoneでも結構致命的なバグがあったりします。最近ですとあるサイトにアクセスしただけで、JailBreakされてしまうような例もあります。これはすぐにアップデートがされましたが、このようなことがもしAndroidのOSで起きた場合、全てのメーカで、すぐに対応は可能なしくみができていればいいのですが・・またメーカ仕様による部分でバグがあった場合、自分が使う端末でいつまでサポートしてくれるのか。気にいった端末ならパソコンよりも長く使ったりしますし。。メーカは販売した端末全てに対してこのような責任をおってしまいます。

XperiaのOSが1.6というカタログを見て、このようなことを考えてしまった、というおはなしでした。