10/12/31 01:36
Ubuntu Maverick by VAIO

自宅ではMacばかり使っていますが、先月久しぶりにWindowsマシンを購入しました。6年ほど前にFujitsuのXPノートブックを買いましたが、今回はSonyのVAIOを購入しました。Windows7は、仕事でもプライベートでもほとんど使ったことがなく未知の領域だったので、久しぶりに各社のカタログを集めては、調査をしましたが、かなり試行錯誤しました。各メーカ一長一短で、自分が欲しい機能がそろっているパソコンがなかなか見あたらなかったからです。そんな中ベターだったのが、VAIOでした。SonyStyleでカスタマイズできる点に自由度があり、自分の希望に近づけることができました。しかし一番心配したのが、アプリケーションの互換性です。VAIOは全て64bitになっていて、今まで使っていたアプリが走るのだろうか、という不安がありました。カスタマイズでWindows7 Professionalを選択すれば、XP Modeが使えるらしく、最悪これで乗り切れるかもということで、購入に踏み切りました。確かにこのモードでしか動かないアプリがいくつかあり、助かったのですが、このモードが結構不安定で、最近使いづらいものになりつつあります。
Windowsの新しいOSはWindows95の時代から、いつも発売から一年以上おくれて使い初めていましたが、その理由というのは、すぐ変える必然性がないからということと、前の環境から変えることによって作業に不都合が生じるのがとてもいやだったからです。しかし何かと手元に新しいWindowsでないと不都合なことが多くあるので、新しいくバージョンアップをせざるを得ない状況になります。
どちらかと言えば、前向きな購入動機でないため、わくわく感が乏しいのがなんとも残念でした。今回VAIO Eを選んだ理由としては、フルHDの大画面が魅力でした。いくつかの仮想環境を同時に動かしたかったため、大きな画面が必要だったのと、CPUも高速なものがオーダーメイドで選択できたからです。

<よかった点>
きれいな大画面(ムービーに最適)
USBブート
オーダーメイドによる、高速CPU、大容量メモリの選択

<不満だった点>
きれいな画面だが、それゆえ長時間のコーディングなどの作業では目がつかれやすい。
テンキーがあるため、操作するセンターが左にづれる。それもあってキーボードがうちにくい。
(テンキーってそれほど必要なのかと思いますが・・)
VirtualBoxとXP Modeのアプリを同時に動かすとおかしくなる。
画面を閉じる休止状態が不安定。

わくわく感という点では、Ubuntu 10.10(Maverick Meerkat)をUSBブートからと、VirtualBoxで使用できたことです。今のMacだと画面が小さかったのであまり積極的に使いませんでしたが、今回のVAIOで画面がひろいため使い始めました。しかしこんなに完成度が高いものだとは知りませんでした。Debianは使ったことがあったので、apt-getコマンドによるアプリのインストールの便利さはしっていましたが、他のディストリピーションにはない、操作性のこだわりみたいなのがとても気に入りました。とくにHDクォリティのVAIOでみるとGUIがとても美しいです。Windowsマシンを購入して、Ubuntuの魅力に気づかされるのもおかしなことですが、やはりLinuxの自由度というのはとても魅力です。もちろんC#(VisualStudioがFreeである),PowerShell等のWindowsの最新テクノロジが経験できるのも魅力です。

<Windowsに要望すること>
バージョンアップこどに操作性を変更してほしくない。(せっかく使い方を覚えたのに・・なぜ変えるの? )
IEの開発をやめてほしい。(開発者目線でいって、互換テストが大変)
.NET, Silverlightの他OSへの移植を加速してほしい。(とくにPowerShell2.0をLinuxで使いたい)

いろいろとまとまりのない話になってしまいましたが、言えることは新しいものを手にすると新しい発見ができていいものです。
自分自身、どんなものでもできるだけ先入観なく体験しようと心がけています。そんな中いつも思うのが何に役に立つとかではなく、わくわくするかしないか、ということが結構重要だったりします。これが意外なところで役に立つ事もあります。

来年もわくわくするようなITに注目していけたらいいなぁと思っています。