11/05/07 11:14
浜岡原発全面停止とGoogleの電力政策

浜岡原子力発電所の全面停止要請というニュースに大変驚きました。世の中の考え方が大きく変わりだしたのかもと感じるからです。原発には反対ではありませんでしたが、今回の地震で私自身も大きく考えさせられました。

原発のメリット・ディメリットを考えたとき、とちらもすごく大きいのですが、ディメリットの方が多いと判断したことになります。停止による電力不足や代替エネルギーの開発が次に克服すべき問題になりますが、電力供給側だけの問題ではなく、利用側も電力について考え方を変える必要があるのではと思います。

多くの電力を必要とする事業者は、自前で発電する設備を持つべきなのではと考えます。IT業界でその取組に積極的なのはGoogleです。

「スマートグリッド:再生可能エネルギーに注力するGoogle、世界最大の風力発電所に1億ドルを投資」
 http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1104/19/news124.html

Googleはサービスをローコストに提供するために、サーバコンピュータを自作して省電力化したり、発電所の近くにデータセンタを置いたりして、サービスの提供と電力の利用を一体として考えています。全世界でサービスを停止させないシステムを考える上では、必須のことなのでしょう。しかしここまでやろうとする企業はほとんどありません。この野心というか、野望がでかいです。
このようなグランドデザインを作れる企業が、次の世代に生き残っていくのでしょう。ソニーはネットワーク事業を最重要項目として据えていますが、このようなグランドデザインは、はたしてあったのか・・

もともとGoogleびいきな私ですが、やはりGoogleに学ぶべきところは、非常に大きいと、あらためて思いました。