11/06/08 00:45
新しいステップに入った iOS 5

アップルの開発者向けカンファレンスWWDC 2011で、iOS5等の新機能の発表がありました。

全体的に地味に見える内容ですが、成熟度がさらに増した感じをうけます。一番興味があったのは、iCloudでした。無料で利用できるということで、複数のiOSデバイスを持っている人だとアプリの同期にとても便利になるようです。これはいろんな意味で興味があります。あとTwitterの機能がOSに組み込まれたということです。これでTwitter関連アプリはどうなるのでしょうか。これも興味深いです。
これら二つの側面だけでもAppleの今後の方向性を垣間見えます。

ユーザの使い勝手(UI)の向上に何よりも主眼においているAppleですが、そういった機能は、どんどんOSに組み込まれてくるのでしょう。アプリで実現しているものは、一時的なもので、Appleにヒントを与えているものもあるかれしません。
ちょっと説明しにくいのですが、「コンテンツを作れ」と言っているような気がします。コンテンツといってもサービスの形態をもつものや、既存のアプリやサービスと連動するもの等いろいろありますが、便利なインフラやツールはそのうちAppleが作るから、と言っているような。。
音楽で例えると、演奏はするから(著作隣接権)、曲を作れみたいな、ちょっと極端かもしまれませんが・・

これらはあくまで開発者目線で感じることですが、ユーザ目線でみれば、だんだんと囲い込まれていく感じを受けます。
私は、iPhoneより先にあるiPodでの音楽に対するAppleのアプローチの仕方が、とても気になっています。「音楽」という伝統的なコンテンツの扱いをとても丁寧にしている点です。
iPhoneアプリはこの延長線上にあるような気がしています。