11/06/11 00:46
World IPv6 Day

日本時間の9日、IPv6の実験が行われました。

以下@ITより

「World IPv6 Dayは、Internet Society(ISOC)が呼びかけて立ち上がった取り組みだ。当初参加を表明したのは、米Google、米Facebook、米Yahoo、米Akamai Technologies、米Limelight Networksといった企業。その後、IPv4アドレス在庫の枯渇や、NTT東日本/西日本が提供する「フレッツ光ネクスト」といった大きな動きがあったほか、コミュニティの呼びかけもあって、多くの企業が参加を表明している。」

http://www.atmarkit.co.jp/news/201106/07/w6d.html

特に大きなニュースにもならず、また大きな事故もなく終了したみたいです。
なんかもっともりあがって欲しかったですが・・

IPv6というと、IPv4のアドレス(例。192.168.11.1)の割り当てが、枯渇するというこさで拡張されたインターネットアドレスなのですが、いつもこの話題になると、必要あるのとか、NAT使えば問題ないとか、やるやるといってなかなか普及しないね、という声が聞こえてきます。
しかし今回は、そろそろ本当にIPv6に切り替えなくてはだめなのでは、という状況になってきました。

IPv6については、最近よく勉強しているのですが、インターネットパケット送信の効率のためには、はやく移行するべきと考えます。ユーザ側にはあまり変化を感じないかもしれませんが、セキュリティ面でIPv4の弱点を多くカバーします。個人的に興味をもっているのが、閉域ネットワークの構築、マルチキャストストリーミングです。ユーザが使ってみてすごい、と感じられないのが普及の足かせになっているかもしれませんが、インターネットを安全に効率よく利用するソリューションになります。最近大企業による個人情報流出事件が後を絶ちませんが、これらIPv4の弱点からくるものもあると思われます。

Windows,Mac,Linux、ユーザが使うPCはすでに対応済なのですが、ルータやプロバイダが対応できていません。
コストはかかりますが、はやい移行がされることを期待しています。
IPv6ならではサービスもいくつか考えられますので、移行によりまた新しいインターネットサービスが出てくれば、IT業界も活性化すると思います。