11/08/17 00:14
Google, Motorola Mobility買収

なんと約一兆円という買収額。ちょっと考えられませんが、それだけすごいことがこのスマートフォンの市場で起きているということでしょう。
特許の取得が目的とのことですが、これだけの金額となると端末の自社開発にも力を入れるのではという気がします。
OSの提供をしている会社が、ハードも作るというのは、すでにAndroid OS端末を開発しているメーカからすると、あまり好ましいことではないように思います。現にマイクロソフトはPCを販売していません。それでもかなり前、マイクロソフトが自社アプリケーションに、非公開APIを使っていると批判をあびたことがあります。これは同じOS上でアプリケーションを作るディベロッパーと公正な競争ができなくなり中立性を疑われることになります。
Androidの場合は、オープンソースなのでこのようなことはないにしろ、ハードを作るのに、OSの情報を事前に入手できるという点で、他のメーカよりかなり優位な位置をえることができます。
現時点では、パテント面の強化のつもりでも、iPhoneとの競争で不利な状況になった場合、互換性とか他のメーカの都合など関係なく、Googleにとって利益を最大限にするAndroidを作ってくる可能性もないわけではありません。
iPhoneのバランスの良さは、一社でOS、ハード、サービスをコントロールしている点だと思います。しかしGoogleがOSの配布とAppleのようなやり方を両立できるかというと、なかなか難しいのではと思ってしまいます。
問題は日本のメーカですが、OSが無料というのはいいですが、当然他社の都合にふりまわされてしまうので、やはり他人のふんどしで相撲をとるのでなく、独自のOSでがんばってほしいところです。

ソニー、PlayStationOSで頑張れ~