12/11/15 23:40
Can woman save Japan?

女性の社会進出による経済の活性化について、IMFの緊急レポートを機に、最近いろんなテレビ番組でとりあげられていますが、私も関心をもってみていました。
私は女性ではありませんが、働く形の多様性にはとても興味があります。
現在はフリーランスで働いていますが、以前社員として働いていたことを思い出して書いてみました。

新卒で入社した会社で定年まで働くことも素晴らしいことですが、働く形の標準形となることには抵抗があります。そうでない形にも寛容な社会、雇用に流動性がある社会が人生にも多様性をもたらすのではと思っています。
簡単に言えば、女性であれ男性であれ、能力があるべき人がしかるべき役職につくことだと思います。学歴や年齢、実際に仕事の能力と関係ところでしか人を判断できないようなケースも多い中、女性という理由だけで評価されないことは十分ありえます。わかりやすい判断基準だからでしょう。しがらみや既得権益を共有する仲間だからという理由もあるかもしれません。しかし、しかるべき人がしかるべき仕事を全うすること、これがまわりまわって自分の利益につながることになるのではないでしょうか。現在この国の行き詰まる姿を考えてもよく思いあたることです。

労働時間もフレックスタイム制が少しずつ浸透してきましたが、それ以上に残業時間の短縮をするべきでしょう。本当に忙しいときは仕方ないのですが、ただ残業代稼ぎや上司に気兼ねして会社に居残るケースなどまったく生産性がなくエコでありません。これでは安い給料で猛烈に働く海外企業に太刀打ちできなくなるのは時間の問題です。

私は、女性の社会進出による経済効果よりも、硬直化した労働環境の認識を打ち砕いてくれることに期待しています。子育ての両立とか考えると、働く時間よりも働く内容に重点が置かれる考え方も広がることでしょう。

あと寿命が延びているのだから、むかしながらの定年の考え方にも疑問があります。60歳を超えても雇用しろ、という意味ではなく60歳を超えたらもう働けない、という認識を自他ともに変えるということです。働けるならいつまでも働けばいいし、雇う側も年齢を条件に入れず雇用すべきだと思います。

私は、人間は年齢を増すごとに価値を増す、と信じています。