13/09/08 16:59
ドコモからついにiPhone

各報道にあるように、NTTdocomoからiPhoneが発売されるようです。これでiPhoneがどこのキャリアでも使えるようになり、キャリアの差別化がよりなくなりました。キャリアと機種メーカとの関係が希薄になることにより、キャリア、機種メーカとも収益構造がかなりかわっていくことでしょう。
この出来事はいろんなことを考えさせられます。

スマホが出る前は、キャリアのサービスプロバイダを囲いこんでのモバイルインターネットサービスと、機種メーカの特色あるハードウェアがタッグを組んで、日本独自の閉鎖的なマーケットをつくっていました。(これがいわなるガラパゴスと呼ばれるものですね)
やっていたことは世界最先端でしたが、閉鎖的マーケットに甘んじていた結果、国内メーカの衰退を招いたとのではないでしょうか。そしてiPhoneの登場がこれを崩壊させたといっていいでしょう。
甘んじて、というと怠けていたように表現になってしまいますが、そうではなく、Appleの破壊力がすさまじかったということだと思います。それから以下のような記事にもあるように、日本人がiPhoneが好きすぎるのもあるでしょう。

日本人は世界一iPhone好き!?調査国中で唯一Androidシェアを上回る
http://www.gizmodo.jp/2013/08/iphoneandroid_8.html

しかしこれもこの変化の激しい時代、数年後どうなっているかわからないと思います。スマホに求めるものがどんどん多様化するでしょうから、たった一社で一年に一度だすだけの端末が、みんなのニーズを満たすとも考えづらいからです。それゆえ日本のスマホメーカが次々と事業縮小したり、撤退したりする報道がありますが、もう少し頑張ってほしいところです。

Windows Phone 8がまだ日本で発売されないことからも、いろいろと厳しい事情はあるのかもしれませんが、変化は激しい、何がおきるかわからない、というところに可能性は感じます。