13/09/29 22:08
日本人エンジニアのこれから

最近ドキュメントを書く仕事が続いています。ちょっと前はオフショア開発でもこのような仕事をしていました。
昔はこのような仕事があまり好きではなかったのですが、最近は成果物の分量がはっきりしているこの仕事を「なんか達成感があっていいかも」と感じることがありました。(年のせいか?)

この業務に中国や韓国の海外のメンバーがいることがあります。オフショアの場合は当然ですが国内の仕事でもよく見かけます。言葉も不自由なく日本語を話されます。これは何を意味しているのか。。
この仕事は難易度的には特に高いものではなく、慣れれば効率よく仕事をこなすことができます。オフショアのときかなりレベルが高い仕上がりに驚かされたこともあります。これだけ高いものを作れるのなら、単価の高い日本人でなくてもよいということにるのではないか、ということを感じました。

またこのブログでも書いたことがありますが、5年前アメリカで仕事をしていたときは、インド人がメンバーにいました。やはり優秀でしたが単価は日本人の方が高かったと思います。
日本人が選ばれる理由は、多くはお客さんが日本の会社だからでしょう。日本には優秀な製造業が多いので、IT会社もその恩恵にあずかっているといえます。
逆に我々が海外の会社の仕事を現地でやる場合、どういった働き方を要求されるのか、などとあらためて考えてしまいました。またIT自体は手段であり単独では何も生み出しません。WEBサービスなり事業を営む会社がなければ意味がない、ということも考えさせられました。
テクノロジーという手段ばかりでなく、事業もセットで何が必要かということを考えるべきなのでしょう。

ITの仕事は、国境を越えてしやすい業種の一つでもありますが、目の前の仕事に夢中になっていると、なかなかそこまで柔軟に考えることが少なくなりがちです。
本来は自由で創造的な仕事であるということをいいきかせながら、いろいろとチャレンジしていきたいと思います。