13/10/31 23:44
次の時代に残るもの

昔の書籍を整理しようと思い、必要なもの不要なものの仕分けを書棚を眺めていろいろと考えていました。
バンド活動をしていたりゲーム音楽を作っていたこともあり、音楽関係の書籍は大量にあります。また数学、工学系の書籍、そして仕事で使ったコンピュータ、プログラミング技術関連の雑誌や書籍もあります。あとは情報誌やビジネス書その他もろもろです。
整理の対象となったのは、意外にもずっと仕事で専門であったはずのコンピュータ、プログラミング関連の書籍が多くなりました。古い音楽雑誌のアーティストのインタービュー記事など、不要と思っていましたが、ちょっと読んでみて残しておきたいと思ってしまいました。
あと数学書も最近改めて必要と感じるところがあり、高校時代に購入した「高校数学解法事典」なるものをすぐ手の届くところに移動しました。

こうやって整理していると、これからの自分が何を必要としているのかが、見えてくるような気がしました。大切なのはものの本質、考え方であり、手段となる技術ではないということなのかもしれません。音楽の世界では、古い機材が最新の音楽でもよく使われます。その機材を使わないとつくれない音があるからです。また音楽自体作られた時代によってその価値が左右されることはありません。(これは音楽にかぎらず芸術一般に言えることですが・・)また20年前の数学も現在の数学も基本的なことは変化していないので、昔の教科書がそのまま使えます。しかしプログラミング関連の技術は、古い言語、OS(API)、機種(PCなど)は、新しいものに置き換わっていることが多く、さかのぼって必要となることは、あまりありません。(もちろん考え方やその歴史は知っておく価値はあります)

このようなことを考えると、これから次の時代に残っていくものとはどんなものなのだろうか、を考えるヒントになる気がするのですが、いかがでしょうか。